11月14日(月)ボランティア研修会

 介護予防運動指導員の岩口栄輝(てるあき)氏を迎えて、「ボランティア研修会」を行いました。
17名のボランティアが参加して、高齢になると心配になってくる「転倒」「尿失禁」「低栄養状態」を予防するための講義を聴き、運動を行いました。
 高齢者が家に閉じこもりがちになると、筋肉が衰え、転びやすくなります。1年間に転倒する高齢者は10%~20%、そのうちのおよそ1割の人が骨折を起こしているそうです。骨折が原因でねたきりになることもあるので、まずは転ばないように足腰の筋肉を普段から鍛えることが大切とのことでした。
 「尿失禁」に関しても骨盤底筋のトレーニングを教えていただきました。「高齢者が自分の行きたい所に行って自己実現を図る」ためにも、「尿失禁」の悩みが運動によって改善されれば素晴らしいと思いました。
 年をとると「粗食がいい」「肉は避けるべき」と言われてきましたが、最近の研究では肉、牛乳、卵、油脂類などを多くとったほうが、老化の速度が遅く、病気になりにくいことがわかってきたそうです。血液検査でアルブミンの値が3.8g/dl以下だと低栄養とのことで、自分の健康状態の一つの目安になるとそうです。
 運動として、「太ももの筋肉」「おしりの筋肉」を鍛えるための運動、骨盤底筋を鍛える運動を行いました。筋肉ができるまでには3ヵ月かかるとのこと。週2回くらいから初めて、自分の生活に運動を取り入れ、「今から年齢を重ねていく自分の体をどう変えていくかが、将来、生きがいを持って自分らしい生活を作っていく第一歩」との言葉に皆さん大きくうなづいていました。また、「こうした運動の仕方や知識を自分だけでなく、周りの人に伝え、地域ぐるみで元気に過ごしてもらいたい」との先生のお話に、ボランティアとしてサロン、その他の場所で伝えることができたらと思いました。

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